よくある質問

東福寺に多く寄せられるご質問を項目ごとにまとめました。

●葬儀について●お墓仏壇について●永代供養について●宗派・檀家について●その他の質問

※各項目内の質問をクリックしますと回答か表示されます。

葬儀について

Q.葬儀の場所が遠い場合でも来ていただけるのでしょうか?


基本的に日本国内であれば、どちらでも伺います。
但し行事などで都合が付かない場合は、喪主様と相談の上、近隣の和尚様に代務をお願いする場合もあります。

Q.菩提寺が遠方なのですが、葬儀を東福寺にお願いすることはできるのでしょうか?


菩提寺御住職の了解があれば可能です。
その際には戒名はどうするのか菩提寺御住職に確認してください。

Q.戒名の位階は何を基準に決めればよいですか?


昔はお寺や地域のために貢献してくださった方の功績に報いるために上位の位階を授けたようですが、現在ではお布施(謝礼)の金額の目安になっています。
また、分家の場合は本家の位階と同じか下げる傾向にあるようです。

Q.戒名は必ず授けてもらわなくてはならないのでしょうか?


基本的に仏式の葬儀の場合は、仏道に入るという意味で戒名を授与させて頂きます。但しご希望があれば俗名の葬儀も可能ですので、住職までご相談下さい

Q.納骨はいつ行うべきですか?


納骨の時期に関して特に決まりはありません。昔は土葬だったため、葬儀当日か翌日でしたが、現在では四十九日が多くなっています。
また墓石を新たに建立する場合には、百ヶ日や一周忌などにする場合もあります。

Q.家族葬のメリットやデメリットはありますか?


最近「家族葬にしたい」という要望が多いように見受けられます。
家族葬には近親者のみで落ち着いた別れの時間を過ごすことができることや、費用を抑えられるメリットがあります。
しかし、問題点もないわけではありません。家族葬を選ぶケースのほとんどが、家族や親族で話し合った結果でないようです。あとで家族や親族の間でトラブルになるケースもあります。また、地域の繋がりや友人関係などが全く考慮されていないことが多く、友人知人の方々がお寺に来られて「○○さんの供養のためにお経をあげてほしい」といったような依頼を受けることも多くなりました。
少なくとも家族や親族間で相談した上で決めることをお勧めいたします。

Q.法事にはどのようなものがあるのでしょうか?


葬儀後、四十九日まで一週間ごとに七日経を行いますが、東福寺では四十九日までを葬儀とみなしますので、葬儀のお布施(御礼)は四十九日までにお納めください。

お墓・仏壇について

Q.お墓を事前に申し込んでおきたいのですが、必要な手続きはありますか?


希望の場所が決まりましたら、東福寺まで御連絡ください。
「墓地申込書」に御記入いただければ完了です。
墓地永代使用料は墓石を建立する時までに納付して下さい。墓地の維持管理費等はありません。

Q.娘さん家族が先祖(お墓)を引き継ぐことは可能ですか?


可能です。結婚して名字が変わっていても、先祖代々のお墓を引き継ぐことができます。仏式で葬儀をすると戒名になるため、名字は関係ありません。
新しく墓石を建立する場合には、墓碑銘に「先祖代々之墓」などとして、花立てに「○○家」とすることをお勧めしております。花立てだけでしたら交換や彫り直しをしても、それほど費用はかかりません。

Q.現在の居住地にお墓を移したい場合に必要な手続きはありますか?


墓地のある自治体にて「改葬の申請書」をもらい、必要事項を記入の上、墓地管理者に署名捺印をもらい、自治体に提出します。(改葬許可証を発行してもらう)
その後、墓地の閉眼法要を行い、石材店に墓石の移動工事をしてもらいます。
最後に、移動した墓地で開眼・納骨法要を行い、墓地管理者に「改葬許可証」を提出して完了です

Q.「墓じまい」をする場合の費用はどれくらいかかるのですか?


墓地閉眼法要のお布施と墓石の解体費用、一般的な墓地で10万円程度です。
先祖を納骨堂にて供養にする場合は納骨堂使用料が必要になります。

Q.お墓は建てないといけないのですか?


東福寺ではお墓を建てなくても、納骨堂(集合墓)を利用するという選択肢もご用意しております。
見学も可能ですので、一度、東福寺までご相談下さい。

Q.お墓を建てる場合の準備の目安はありますか?


生前にお墓を建てることを寿陵(じゅりょう)といいます。
最近は「終活」ということが認知されるようになりましたが、残されたご家族にとっては「どうしてよいのかわからない」と混乱する場合もありますので、ご家族と相談の上で決めるのがよいでしょう。
また、葬儀後にお墓を建てる場合は、初盆でご先祖となって家に帰ってくるまでにということで、初盆までに建立される方が多いと思います。
お墓を建てるまで納骨堂で一時的にお預かり(仮納骨)することも可能ですので、東福寺までご相談ください。

Q.仏壇を準備する目安はありますか?


生前に仏壇を用意される方もありますが、葬儀後にご家族が用意されることが多いです。特に決まりがあるわけではありませんが、四十九日以降で百ヶ日から初盆の間に用意される方が多いように思います。

Q.仏壇を購入後にするべきことはありますか?


御本尊様と御位牌の開眼法要と同時に、葬儀から使用していた白木位牌の閉眼法要を行い、白木位牌は納めさせていただきます。
「供養(くよう)」とは「供(そな)える」と「養(やしな)う」と書くように、残された家族としては、食べることを心配してご飯等の食べ物をお供えするイメージがあります。ですが、食べ物に限らず、お花や灯明、お線香、お経をあげて追善供養するなど方法はさまざまです。
大切なのは、無理なことをすると続かないので、それぞれの生活に合わせて行うのがよいでしょう。亡き人にとっては、残された家族が元気に活躍する姿が一番の供養ではないでしょうか。

Q.仏壇を処分するときにするべきことはありますか?


御本尊様と御位牌の閉眼法要を行い、東福寺で納めさせていただきます。
また、仏壇は仏具店に引き取っていただくことをお勧めしております。

Q.引っ越し、建て替えの時などにするべきことはありますか?


近所への引っ越し等でしたら、特に何もする必要はありませんが、長期間にわたりご供養できない場合などは東福寺までご相談下さい。

Q.夫婦双方のご先祖の供養をする場合、お墓や仏壇はどうすべきなのでしょうか?


昔は「一軒の家で仏壇が二つあるのは良くない。」といわれていたようですが、仏教でそのような決まりはありません。そもそも、お寺にはたくさんの仏像や檀家さんの位牌が祀られています。
現在のような少子化ですと長男、長女で結婚すれば、両家の先祖をどうするのかという問題に直面します。最終的にはご家族で相談して決めて頂くことになりますが、

①両家の仏壇と先祖をそれぞれ守っていく
②どちらか一方を墓じまいして、納骨堂に納める
③どちらか一方を墓じまいして、両家の墓を合祀する
④どちらか一方を永代供養にする

といった選択肢が考えられるのではないでしょうか。

永代供養(えいたいくよう)について

Q.永代供養とは何ですか?年数や内訳、費用について 


後継者がなく年忌法要や墓参りなどの先祖供養ができない場合に永代供養として、それらをお寺に委託することができます。
東福寺では春彼岸法要とお盆の施餓鬼法要の際にみなさん合同でご供養させていただいております。(50回忌まで)
個別に要望がある場合は、可能な限り対応させていただきます。また、永代供養料に関しては特に金額の規定はありませんので、東福寺までご相談ください。

Q.永代供養のメリットやデメリットはありますか?


メリットとしては後継者がいなくてもお寺に供養を任せられることでしょう。デメリットとしては、特に納骨堂で散骨した場合に遺骨を返還できませんので注意が必要です。(散骨同意書に御記入いただきます)
近年「子供に迷惑をかけたくない」という思いから永代供養を希望される場合もあるようですが、迷惑かどうかはお子様が判断することですので、家族でよく相談して決めていただくことをお勧めしております。

Q.納骨堂を利用するのが永代供養なのでしょうか?


「永代供養」という言葉がよく使われるようになりましたが、言葉の意味や内容、条件がお寺によって違います。それぞれの違いをよく理解した上で申し込みをすることをお勧めしています。
東福寺では、納骨堂は基本条件として33回忌まで遺骨を保管して、以後は合祀する集合墓であり、永代供養とは別であると考えています。
「供養」とは本来、お寺や僧侶が主催するものではなく、お施主様を中心に後継者の皆様が行うものであるからです。
但し、「後継者がいない」等の理由で供養を東福寺に一任したい場合には、納骨堂使用料とは別に永代供養料を納めていただき、永代供養をさせていただきますので、東福寺までご相談ください。

宗派・檀家について

Q.違う宗派でも檀家になれるのですか?


引っ越し等の理由で違う宗派から東福寺の檀家になることは可能です。
但し、トラブルを避けるため、元のお寺を離檀(りだん)してからお申し込みください。

Q.檀家になるにはどうしたらよいのですか?


東福寺の檀家になるのに、特に申し込みや規則等を設けてはおりません。
東福寺に墓地がある、もしくは納骨堂にて御先祖をお預かりしている場合に檀家とみなしております。

Q.檀家として、年間にかかる費用はどれくらいですか?


お盆と年末、月命日にお膳をお供えしてご供養する謝礼として、お布施をいただいております。(金額は決まっておりません)

その他の質問

Q.施餓鬼米(せがきまい)とは何ですか?


お葬式を出してから、初めて迎えるお盆を初盆(はつぼん)といいます。
この初盆の時に、お寺にお供えするお米を施餓鬼米といいます。これは初盆を迎える先祖が食べ物に困らないようにという願いと、広く施すことの功徳によって先祖を供養するという意味が込められています。

Q.初御霊(はつみたま)とは何ですか?


新居町独自の風習で、お葬式を出して最初に迎えるお正月に鏡餅をお寺にお供えするという習慣です。
おそらく餅つきは正月行事であるため、本来は行わないものであったと思われますが、先祖に供えるという名目で新居町では行われていたのではないかと推測されます。

Q.四十九日饅頭とは何ですか?


新居町では伝統的に四十九日の法要の供物として四十九個の饅頭をご用意いただき、法要後に参列者でわけて食べる習慣があります。
最近では、食事がある場合には持ち帰る方が多いようです。
また、参列者が少ない場合には、数を減らしたり、省略する場合もありますが、お施主様の判断にお任せしております。